ニッポンバラタナゴは日本固有の絶滅危惧種

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タナゴ飼育
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ニッポンバラタナゴの特徴とは

バラタナゴに属するタナゴです。タイリクバラタナゴと非常によく似ています。
体長は2~4cmです。

繫殖期は5~6月で主にドブガイ・タガイに産卵をします。
この時期は非常に綺麗な婚姻色になります。

ニッポンバラタナゴが絶滅の可能性がある理由は?

日本固有のタナゴであるニッポンバラタナゴは日本でも特定の地域にしか生存せず絶滅の危機に瀕しています。
タナゴなどの小魚が減少している理由としては、ブラックバス・ブルーギルに食べられていることが原因と言われていることが多いのですが、タナゴの繫殖に必要な二枚貝が生存できないような環境になっているというのも大きな理由です。

ニッポンバラタナゴが絶滅の危機となっている理由としては別にあってタイリクバラタナゴによる遺伝子汚染が大きな原因となっています。
ニッポンバラタナゴの生息地にタイリクバラタナゴを放流すると簡単に交配をして純血のニッポンバラタナゴではなくなっています。

タイリクバラタナゴが放流された地域ではニッポンバラタナゴがタイリクバラタナゴに入れ替わっている地域もあります。

ニッポンバラタナゴの分布は

局地的な生息となっており、正確な分布は公開されていません。
現在、生息していると言われているのは、大阪の大和川水系、奈良の大和川水系、兵庫県、岡山県、香川県、福岡県、佐賀県、熊本県、長崎県となっています。

いずれも県全域に生息しているわけではありません。
京都では絶滅したとされています。

ニッポンバラタナゴ高安研究会

絶滅の危機に瀕しているニッポンバラタナゴを保護しようという団体があります。
それがこの「ニッポンバラタナゴ高安研究会」です。

大阪市内から電車で約20分の八尾市にはニッポンバラタナゴの生息に適したため池がいくつもあります。
ニッポンバラタナゴが生息できるように環境の維持と研究を行っています。

ニッポンバラタナゴとドブガイが生息できるように池を整備したりしています。

ニッポンバラタナゴ高安研究会の活動の支援や参加をすることができます。
詳しくは以下をご参照下さい。

ニッポンバラタナゴ高安研究会の詳細はこちら

ニッポンバラタナゴの釣り方

タナゴの中でも小さい部類のタナゴなので小さい針を使う必要があります。
カネヒラと比較すると大きさが全然異なるので小さい針を使い小さい当たりを狙うようにしましょう。

生息はヤリタナゴのように流れのある場所を好むわけではなく止水域を好みます。

ニッポンバラタナゴを釣るための餌は

グルテンや黄身練りの団子系の餌を使用する場合は餌が大きくなり過ぎないように注意をしないといけません。
団子を作ってしまうと餌が大きくなるので針先に餌をひっかけるような感じがいいでしょう。

赤虫も効果的な餌になります。

ニッポンバラタナゴは飼育してもOK?

ニッポンバラタナゴを飼育してもいいかについて書いてみます。
絶滅危惧種であれば飼育どころか採取に制限が掛かるはずです。

県によっては条例で禁止にされているところもありますが、飼育は問題がないようです。
アマゾンで検索してみると販売されているので釣れなくても入手は可能です。

小さい魚なのでメダカやエビとの混泳も問題なくできるでしょう。
飼育そのものはそれほど難しいものではありません。

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