タナゴは淡水の中でも綺麗な魚なので釣るだけでなく釣った魚を飼育したいと思う人が多くいます。
タナゴを飼育する際にまず必要になってくるのが水槽です。
タナゴを飼育する際の水槽の選び方の説明をします。
タナゴを飼育する際の水槽の選び方
どんな種類のタナゴを何匹飼育したいか?
一口にタナゴといってもいろいろな種類のタナゴがおり大きさも異なります。
一ヶ所の釣り場で釣れるタナゴも1種類とは限らずカネヒラやアブラボテなど何種類かのタナゴが釣れることもあります。
タナゴ以外にも鯉や鮒にタモロコなどが釣れることもあります。
タモロコなどタナゴ以上に良く釣れます。
どれぐらいの大きさの水槽を購入するかを決めるには飼育したい魚の大きさと数を決めないといけません。
タナゴの中でもカネヒラであればかなり大きな個体もおり、アブラボテやタイリクバラタナゴとはサイズが異なりますので同じ数で数えるのは無理があります。
また、釣ってきた魚だけでなくお祭りの金魚すくいで取った金魚もいっしょに飼育したりします。メダカも飼育するかもしれません。
後から水槽を追加して購入することもできますが、一度購入するとなかなか変更できるものではないので何匹飼育したいかを決めるようにしましょう。
室内におくか室外に置くか
次に考えないといけないのは、水槽を自宅のどこに置くかです。折角飼育するのでほとんどの人は室内に置きますが、もし室外に置いて飼育するのであれば水槽も室外用に考えないといけません。
室内と室外では条件などがかなり異なりますので室内での飼育する場合について書いてみます。
水槽の大きさは
水槽の大きさを決める際に注意しないといけない点があります。
飼育したい数が少ないので極端に小さい水槽を選ばないことです。
水槽が小さいと外気温の影響を受けやすく夏は水温が上がり過ぎるし冬は水温が下がりすぎます。水温の変動は置き場所にも依存しますが、リビングなど空調機器にて温度管理された場所でも人が不在の場合は温度変化があるので注意しましょう。
実際の川や池でも浅いところは水温の影響を受けやすいのですが、深さがあるところは大きな水温の変動はありません。
これと同じ考えなので水槽が小さいと水の量が少なく水温の上昇によってタナゴが死んでしまったりします。
ですので飼育する予定の魚が少なくても一定の大きさの水槽を購入したほうがいいです。
水槽の大きさは飼育したい魚の数によって決まります。
水槽の大きさと魚の数の目安は以下の通りです。
・幅45cm水槽(45×30×30)
小型 5~7匹
中型 3~5匹
・幅60cm水槽(60×30×36)
小型 7~10匹
中型 5~7匹
・幅90cm水槽(90×45×45)
小型 10~15匹
中型 6~8匹
小型とはアブラボテやタイリクバラタナゴなどの小さいタナゴで3~5cmぐらい。
中型とはカネヒラで5~8cmぐらい。
他の魚もこれに準じます。
大きさと匹数を見ると案外するないことがわかります。
あくまで目安なのでこれ以上は飼育できないということはありませんが、飼育する匹数が多いと死んでしまったりするので多くし過ぎないことが必要です。
水槽の大きさにも規格あり
水槽の大きさには規格がある程度大きさは決まっています。
水槽サイズ | 水槽重量 | 水槽台重量 | フィルター重量 | 照明重量 | 重量合計 |
---|---|---|---|---|---|
30cm水槽 横30×奥30×高30 |
25kg | 11.5kg | 1kg | 1kg | 38.5kg |
45cm水槽 横45×奥30×高30 |
38k | 15.0kg | 1kg | 1kg | 55kg |
60cm水槽 横60cm×奥30cm×高36cm |
60kg | 19.0kg | 1kg | 1kg | 81kg |
90cm水槽 横90×奥45×高45 |
166kg | 36.5kg | 1kg | 1kg | 204.5kg |
120cm水槽 横120×奥45×高45 |
219kg | 46kg | 1kg | 1kg | 267kg |
当然、これ以外の水槽もありますが、初めて飼育をする場合規格にある商品を選んだ方が無難です。
水槽の周辺機器は、水槽の規格に合わせて作られており対応する周辺機器がないということになりかねません。
規格以外の水槽も周辺機器がないこともないのですが、選択肢が少なく高価なものになりかねません。
ガラス水槽とアクリル水槽
水槽の種類としては大きく分けて2つの種類があります。
ガラス水槽とアクリル水槽です。
それぞれの水槽のメリットとデメリットについて説明します。
ガラス水槽
メリット
- 小さい水槽なら価格が圧倒的に安い
- 劣化による傷がつきにくい
デメリット
- 衝撃に弱く割れたりする可能性がある
- アクリルと比べて重い
- アクリルと比べて透明度が低い
- 継ぎ目から水漏れする可能性がある
- 角に継ぎ目があるので視界が悪いv
アクリル水槽
アクリル水槽はメリットとデメリットが丁度逆になる感じです。
メリット
- 衝撃に強く割れにくい
- ガラス水槽に比べて軽い
- 透明度が高い
- 視界がいい
- 一体型になっているので水漏れの心配はない
デメリット
- 小さい水槽なら価格が高い
- ガラスと比べて傷がつきやすい
まとめ
初めてタナゴを飼育する場合にどれぐらい飼育したいか、何といっしょに飼育したとかなかなか明確にはしにくいと思います。
初めてタナゴを飼育する場合にお勧めの水槽は45cmのガラス水槽です。
理由は以下です。
- 大きすぎることもなく置き場所に困らない
- 大きすぎないためメンテナンスがしやすい
- ガラス水槽ならそれほど高額にならない
- 水漏れしても補修できる
あくまで目安なので個人の事象にあわせて購入しましょう。
一度、購入したら何年か使用しますので飼育に慣れればもっと大きい水槽を購入するようにしましょう。
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