当ブログでも時々出てくるガサガサについて書いてみたいと思います。
特に何の説明もなく「ガサガサ」をしてエビが取れたなど書いていましたが、ガサガサとは何かの説明を改めてしてみます。
目次
ガサガサって何
タモ網を使って魚に限らず川の生き物を採取することです。
さすがに大きな魚は取れませんが、いろいろな生き物を採集することができます。
名前の由来はわかりませんが、足で魚などを追い込むことから「ガサガサ」と呼ばれているのかもしれません。
ガサガサに必要な道具
タモ網が1つあれば可能です。
ただし、100均で売っているような網だとアミの枠が弱すぎて非常に使いにくくなります。
少し力を入れれば網の枠が壊れてしまいます。
また、川に入るのに素足で入るのに抵抗がある場合は、長靴のようなものがあってもいいでしょう。
川の生き物を取り易くするためにガサガサに特化したような網を自作している人もいます。
タモ網の径を大きくして追い込むのも足ではなく網を使ったりします。
ようするに魚を逃げにくくしているということです。
ガサガサのやり方
川の端の障害物があるところの下流に網をおいて上流から追い立てます。
障害物にいた生き物が逃げたところに網があるので取れることになります。
特に技術は必要ありません。
タモ網を置く位置を正しい位置にして後は上流から足でガサガサと追い込めばいけるはずです。
ガサガサに向いている場所とそうでない場所
ガサガサは障害物に隠れている魚を別の方面から追い立てて取ることになります。
ですので障害物がない川はやりにくいということになります。
障害物がない川の真ん中でも石をめくるということでガサガサを行うことはできますが、取れる生き物は石の下に隠れている生き物になります。
タナゴやタモロコは取ることができず、カニやヨシノボリといった石の下にいる生き物のみが取れます。
川に入れないほど水深がある川でも障害物があればガサガサはできないことはありません。
浅い川ほどやり易いことはありませんが、障害物の下から網を入れれば可能となってます。
コンクリートの用水路で小魚がたくさん泳いでいても藻などの障害物になるようなものがなければガサガサで小魚を取ることはできません。
ガサガサで取れる魚
川や用水路で取れるような生き物であれば何でも取れる可能性があります。
タナゴ・タモロコに限らずどじょう・よしのぼり・オイカワ・カニ・スジエビ・鮒・鯉・メダカなどです。
取れる生き物に関しては場所に依存します。
多種多様ではなくある特定の魚や生き物ばっかり採集できることもあります。
もっともよく取れるのはスジエビです。
スジエビは魚が取れない時でも取れることが多いのです。
実際にガサガサをやってみた
頻繫にガサガサをやっているわけではないのですが、実際にガサガサをやってみた場所について書いてみます。
桂川
自宅近くでタモ網を持って簡単に出かけられます。
阪急の高架のひょうたん池でやりました。
ここは川に入ることはできないので陸からタモ網を使ってやります。
よく取れるのはスジエビです。後はおたまじゃくし・ヨシノボリです。
オイカワの稚魚らしいものがたくさん採集できたことがありました。
自宅で飼育するとどんどん大きくなります。
西吉峰川
長岡京に行った際に上流まで歩いていってやってみました。
それなりに水量がありガサガサがやり易いということはなかったのですが、無理をしてやってみた感じでした。
魚がいそうな場所はあったのですが、何も取れずに終わりました。
笠取川(アクトパル宇治内)
このブログで初登場の場所です。
アクトパル宇治という野外活動施設がありそこに笠取川が流れています。
この川はサワガニが豊富でにおり水量も危険なほどはなく安全に遊べるので多くの子供達が遊んでいます。
ここで取れるのはサワガニで最も多いです。場所によっては石をめくってガサガサすれば何匹も入ることがあります。
泥地のところでガサガサをするとどじょうが取れることがあります。
以前、自宅で飼育していたどじょうはここで採集したものでした。
宇治川支流
ここでガサガサをやったことはありません。
船が通るためか、すぐに一定の水深がある状態になっています。
網を水路に入れてすくっても魚はとれません、なのでやっていません。
ガサガサする際の注意点など
ガサガサは基本川に入って行うことになります。
膝ぐらいの水深浅いと思っていても一部だけ深くなっていることもあるので注意をして下さい。
油断していると脚を取られて思わぬ怪我をすることもあります。
川の生き物を過剰に採集しないで不必要に持ち帰らないようにしましょう。
一旦持ち帰って近くの川に放流すると生態系を壊す可能性があるのでリリースは採集場所にして下さい。