タナゴが病気になったら。治療には薬浴がおすすめ!

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タナゴ飼育
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タナゴを飼育しているとタナゴも生き物なので病気になることがあります。魚とはいえ、一度飼育をしたらしっかりと面倒を見てあげないといけません。それが生き物を飼う人の責任です。
タナゴの病気と治療法について書いています。

タナゴの病気を治療する薬浴

タナゴを薬浴するケース

タナゴを薬浴させるケースは大きく2つのケースがあります。
ひとつは水槽で飼育をしていて病気の兆候があったケースです。
もうひとつは釣ってきたタナゴを水槽に入れる前に薬浴させるということです。

野生のタナゴの薬浴

釣ってきた野生のタナゴは病気を持っていますのでいきなり水槽に入れてはいけません。
見た目は病気を持ってなくても水槽に入れれば病気が出てくることがあります。

環境が変わって元々持っていた病気が出るということになります。

釣ってきたタナゴはまず1週間ほど薬浴をさせます。
明確な病気ではないので決まった薬はないのですが、メチレンブルーが対象となる病気も多く高価ではないのでおすすめです。
元々のタナゴ水槽とは別の入れ物を準備して薬を規定量入れます。

釣ってきてすぐのタナゴは餌をあまり食べないので必然的に絶食となります。
薬浴をしなくても大丈夫な場合もありますが、やっておいたほうが安心です。

もし発病した場合は元々いたタナゴに感染してしまいます。

薬の種類と病気の種類

次に飼育していたタナゴに病気の兆候が見られた際に薬浴にて治療を行います。

病気の種類

タナゴがなる主な病気について説明します。
・尾ぐされ病
尾やヒレの先端が白くなり次第に全体に移っていく病気です。
・白点病
 体中に白い斑点ができる病気です。
・松かさ病
 エロモナスという細菌による感染と言われています。水が汚れた際には注意が必要です。
・綿かぶり病(水カビ病)
身体に白い雲状のものが現れます。
・エラ病
 細菌がエラに感染してなる病気です。中々見分けがつきにくい病気です。
・口ぐされ病
・穴あき病、
・転覆病

薬の種類

人間と同じようにタナゴも病気に合った薬を使わないといけません。
病気に効果のない薬を使っても効果がないので。

・塩水浴
 一定の食塩を入れることでタナゴの身体の負担が減ります。
 規定値さえ守ればタナゴには害にならないのでまず食塩を入れてみるのも1つです。
・メチレンブルー
 白天病
・アグデン
白点病、尾ぐされ症状、水カビ病
・グリーンFリキッド
 尾ぐされ病、白天病
・ヒコサンZ
白天病
・グリーンFゴールド
 松かさ病、尾ぐされ病、エラ病、皮膚炎

タナゴの薬浴の方法

まず病気と思えるタナゴを隔離しないといけません。
一緒にしていると病気でないタナゴにも感染してしまいます。

病気のタナゴが出た際は大丈夫なタナゴの水も変えてみましょう。
病気が出たことで水質が悪化している可能性があります。

予備の水槽がない場合は、高いものではないので小さいものを買うようにしましょう。

いきなり薬浴をしてもいいのですが、タナゴに負担を掛けるので塩水浴から始めるのも1つの方法です。
0.4~0.5%ぐらいの濃度の塩水浴を行います。

塩水浴で改善が見られない場合は薬浴に移行します。
規定量には注意をして下さい。

薬の量が多すぎるとタナゴが死んだりするケースがあります。
元気に薬浴していたタナゴが突然死んだりするのは薬浴期間が長かったり薬の量が多かったりすることがほとんどです。

薬浴する際はエアーは使用しますが、ろ過は使用しません。
ろ過することで折角の薬が薄まってしまうからです。

薬浴中は餌を控えるように

薬浴をする際は餌を与えないようにします。
病気で弱っていてあまり食べないし、食べ残しの餌で水質が悪化するからです。

ヒーターがあれば水温を上げるという方法も

食塩や薬液を使用しなくても病気を治療する方法はあります。
それがヒーターによる加熱です。

水温を26~28℃にすることで多くの病原菌は死滅してしまいます。
注意点としてはいきなり水温を上げるとタナゴには大きなストレスになるので少しずつ上げることです。

タナゴは水温管理が必要のない魚ですのでない場合も多いと思いますが、無理して購入する必要はありません。

まとめ

タナゴが病気になる原因は水質の悪化がほとんどです。
小まめに水を変えることで水質の悪化をなくすようにすれば病気になる確率も下がります。

よく金魚の病気と比較されますが、タナゴの場合は金魚と違い段々弱って死ぬのではなく突然死ぬことが多いです。
ですので病気の治療というよりは予防として病気になりにくい環境を作るように心がけたほうがいいです。

ただし、タナゴは金魚に比べてずっと強い魚で買ってきた金魚が全滅してもタナゴは全然無事であったということも多いです。
ですのできちんと飼育すれば長期間の飼育は可能です。

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